無意識

「無意識」とは、なんでしょう?

「無意識」にはどんな能力があるのでしょう?

①知覚を管理、維持する。

②身体を保持し、生命を維持する。

③記憶を保管し、整理する。

④ エネルギーを作り出し、貯蔵し、分配し、伝達する。

⑤習慣的な行動を管理する。

⑥直感的である。

⑦感情に支配され、影響をうける。

⑧感覚的である。

私たちは、「意識」していることしか認知していないのです。

つまり、「無意識」とは、私たちが生きるうえで必要なことを、「意識」せずともすべてコントロールしてくれている

「脳の働き」なのです。

私たちは外の世界の情報を、五感を通して脳の中にインプットします。

目で「見て」、耳で「聞いて」、鼻で「匂い」、舌で「味わい」、皮膚からの触覚で「感じた」情報を、

脳の中で統合し、意味を付けて記憶として保管します。

それらは、ほとんどが無意識のうちに瞬時に行われます。

そして、身体の調節を行い、免疫システムをコントロールし、エネルギーの配分を行っています。

今も、あなたの「無意識」は、あなたの身体を適切にコントロールしています。

その証拠に、あなたの意識がこの文章を認識しているあいだも、あなたの呼吸は止まることなく適切に機能しているからです。

たとえば極度に緊張してしまう人の場合、「無意識」が間違った命令をくだすために、赤面したり、

鼓動が早くなったり、汗が大量に吹き出したりするのです。

意識がそれをいくらがんばって止めようとしても、「無意識」の力の方が膨大なので治まることなく、

余計に悪化してしまうのです。

また、習慣的な行動も「無意識」の領域です。

初めて、自転車を運転した時は、すべてのバランスやスピードに「意識」を向ける必要がありますが、

慣れてしまえば、他のことを考えながらでも大丈夫です。

車の運転でも、通い慣れた道であれば「無意識」のうちに目的地にたどり着いてます。

そのとき、「意識」は仕事のことや、恋愛のこと、晩ご飯のメニューのことを考えていても大丈夫です。

初めて会った人の印象や、初めて訪れた場所の感覚、初めて見た風景、すべてのことで私たちは直感的に何かを感じることができます。

これも、「無意識」の中にある情報と、今認識したものの情報がリンクした瞬間です。

「無意識」の中にある膨大な記憶のなかから、必要な情報が突然あらわれるような場合です。

思いつき、発想、アイデア、イマジネーション、第六感といったものが、突然意識の中にあらわれることは誰にでも経験があることです。

「無意識」は感情を生み出しつつも、その感情に左右されやすいという特徴があります。

突然、何かの拍子に「悲しさ」をこらえられなくなったり、「怒り」に覆われてコントロールを見失ってしまったりするのです。

「無意識」のなかには私たちが、経験により学習した行動パターンがたくさん収納されています。

我々は「無意識」を普段はまったく意識していません。

しかし、ながら我々の脳の90%以上は、無意識的に機能している領域なのです。

だからこそ「意識」と「無意識」の方向性を一致させ、正しくその力を使うことで、目標を達成させ、

行動するためのネルギーを生み出します。

「無意識」のなかには、既に不要となったプログラムもありますが、リソースとして使えるものもたくさん眠っています。

催眠術はこの無意識に直接話しかけることのできる ハイパーコミュニケーショ術である

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